【2026年新作】A. Lange & Söhne「サクソニア・アニュアルカレンダー」が36mmで復活。新ムーブメントL207.1の真価

投稿者: | 2026年9月1日

【2026年新作】A. Lange & Söhne「サクソニア・アニュアルカレンダー」が36mmで復活。新ムーブメントL207.1の真価

ドイツ高級時計の雄、A. Lange & Söhne(A.ランゲ&ゾーネ)が、2026年8月、そのラインナップの中でも特に実用性と美しさを兼ね備えた「サクソニア・アニュアルカレンダー(Saxonia Annual Calendar)」を刷新しました。

今回のモデルは、ケース径を従来の38.5mmから36mmへとスリム化。一見すると「小型化トレンドへの追随」に見えますが、ブランドの製品開発責任者であるアンソニー・デ・ハース氏は「これはトレンドとは無関係だ」と断言します。

一体、なぜランゲは「サクソニア」を小型化したのか。そして、内部に搭載された新キャリバーL207.1にはどのような進化が秘められているのか。その真意を紐解きます。

36mmという「黄金比」への回帰

今回のサクソニア・アニュアルカレンダーで最も注目すべきは、そのプロポーションです。

ケースサイズ: 直径36mm、厚さ9.8mm
デザイン: 12時の位置に「ビッグデイト」、9時と3時の位置にサブダイアルを配置するクラシックなレイアウト。

一見、サイズダウンしたように見えますが、文字盤上の時針・分針の軸間距離や、各インジケーターの配置バランスは、旧モデル(38.5mm)とほぼ同等に保たれています。

これは、ムーブメントの直径(30.4mm)を変えずに、ケースと文字盤の設計を最適化し、「視覚的な美しさ」を優先した結果です。手首に乗せた際のスリムさと、文字盤の読みやすさという、相反する要素を高度な技術で両立させています。

細部へのこだわり
インデックス: 先端が「ピラミッド型」にカットされたゴールドのバーインデックス。
サブダイアル: 新たに同心円状のギヨシェ装飾が施され、深みのある表情に。

新キャリバー「L207.1」がもたらす3つの進化

外装の美しさだけでなく、心臓部であるムーブメントも「第3世代」とも言えるCal.L207.1へと刷新されました。これは、2017年に登場した「1815 アニュアルカレンダー」のメカニズムをベースに、サクソニアの哲学を組み込んだものです。

驚異の60時間パワーリザーブ
旧モデル(Cal.L085.1)の約46時間から、約60時間へとパワーリザーブが大幅に向上しました。週末に時計を休ませても、月曜日の朝に正確な時を刻み続けます。

「誤操作防止ロック機構」の搭載
アニュアルカレンダー(年次カレンダー)最大の課題は、日付の誤調整による故障です。特に、折り畳み式バックルを使用している場合、机の上に置いた際などにサイドのボタンが押され、歯車が破損する事故が起きることがありました。

これを解決するため、L207.1には画期的なロック機構が搭載されました。
仕組み: 10時位置にある「日付早送りボタン」は、リューズ(竜頭)を引き出さない限り押せないようになっています。
効果: これにより、日常使用での誤操作による故障リスクを完全に排除しました。

正確無比なムーンフェイズ
月齢表示の精度も継承されています。122.6年に1日しか誤差が生じないこの機構は、調整の手間を大幅に省き、所有者に「時を忘れる」快適さを提供します。

スペック比較:旧モデル vs 2026年新作
項目 旧モデル (Saxonia Annual Calendar) 2026年新作 (Saxonia Annual Calendar)
ケース径 38.5mm 36mm

ムーブメント Cal.L085.1 Cal.L207.1

パワーリザーブ 約46時間 約60時間

日付調整 プッシュボタン(無防備) ロック機構付きプッシュボタン

石数 43石 56石

まとめ:実用性を極めた「一生モノ」の年次カレンダー

A. Lange & Söhneのサクソニア・アニュアルカレンダーは、単にサイズを小さくしただけではありません。「日常でいかに気兼ねなく使えるか」という実用性を突き詰めた結果、36mmというサイズと、堅牢なロック機構という答えにたどり着いたのです。

トレンドに左右されない36mmの美しさ
週末も安心の60時間パワーリザーブ
故障リスクを排除した安全設計

「複雑時計は壊れやすい」という常識を覆すこの一本は、毎日装着する「一生モノ」のパートナーとして、これ以上ない選択肢になるはずです。

【A. Lange & Söhne 主要ブティック】
銀座: 東京都中央区銀座6-7-15 第二岩槻ビル 1F
大阪心斎橋: 大阪府大阪市中央区南船場4-1-3 W Osaka 1F